暮らしと経済

格差が成長をさまたげる

安倍総理は、消費税増税を延期するためのお墨つきを得るため、国際金融経済分析会合にポール・クルーグマン教授を呼びました。ノーベル経済学賞を受賞したクルーグマン教授は、一般向けにわかりやすい本を書く才能もあり、私も20年以上前の学生時代...
政治の動きと分析

安倍総理の好き勝手に解散していいのか?

衆参同日選の予測が大勢を占め、すでに衆議院選挙モードです。前回の衆議院選挙から1年半ほどでまた衆議院選挙というのは異常な事態です。異常な事態であるにも関わらず、安倍首相の好き勝手に衆議院を解散するのが当然視されています。これは本当に...
政治の動きと分析

政治家が信用されない理由

アメリカ大統領選の共和党候補者指名争いで、トランプ氏が優勢です。人工中絶問題をめぐる発言でつまずきましたが、これまでの勢いはかなりのものです。過激な主張とエリート批判で人気を得ていますが、その背景にあるのは政治不信であると言われてい...
社会と市民活動、NPO

国家が寄付を集めるべきか?

安倍政権の子どもの貧困対策はピント外れです。政府は、鳴り物入りで昨年10月に「子供の未来応援基金」というのをつくり、民間に寄付を呼びかけています。「目的は正しいけれど、手段が間違っている」という政策の典型例です。この政策は官と民の役...
子どもと教育

SEALDsの学生を表彰する大学

卒業のシーズンが終わって入学のシーズンですが、わが母校の国際基督教大学(ICU)の卒業式について書かせていただきます。ICUは、卒業式でSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)で活躍した学生を表彰しました。SEALDsとい...
政治の動きと分析

民主主義の後退:日本は?

今朝(3月20日)の西日本新聞の報道によると、東南アジアの優等生だったタイでは、民主主義が後退しています。軍事政権が新憲法草案をつくり、上院議員の選挙をやめて、軍事政権が上院議員を任命することになるそうです。政党や政治家の活動が制限...
政治の動きと分析

新党「民進党」にかける思い

私の3期(約9年2か月)の衆議院議員生活は試行錯誤の連続でした。JICAやNGOでの仕事を通じて政治家の影響力の大きさを知り、政治の重要性を知りました。NGO時代には、日本の難民政策やNGO支援策を変革するために、国会議員に働き掛け...
子どもと教育

修猷館大文化祭に参加

先日、早良郵便局に速達を出しに行こうと歩いていたら、修猷館高校の文化祭のポスターを発見しました。題して「修猷大文化祭」でした。修猷館高校といえば、黒田藩の藩校以来の名門校です。福岡県内の県立高校では、伝統や進学実績でピカイチです。 ...
暮らしと経済

アベノミクスVS 民主党政権

残念ながら世間では「民主党政権はダメだった」という認識が定着していますが、民主党政権はそんなにダメだったのでしょうか? 民主党政権が約3年3か月でした。安倍政権発足から約3年3か月たったので、両政権の政策を比較するにはよいタイミング...
平和と外交

防衛大生と集団的自衛権

今年の防衛大学卒業生の任官拒否が、前年に比べて2倍に増えたそうです。「前年比2倍」というのは尋常ではありません。雇用情勢の改善も一部影響しているかもしれませんが、おそらく大きな原因は集団的自衛権の問題だと思います。防衛省幹部も「集団...