政治の動きと分析 だれを選べばいいのか? 今回の参議院選挙の候補者一覧をながめて、「あっ」と驚いたことがあります。地方区で「鳥取・島根」と「徳島・高知」という県境を超えた選挙区が誕生したことです。もちろん法改正して合区になったことは報道で知っていました。しかし、こうして選挙... 2016年 06月 17日 政治の動きと分析
書評 都知事問題の参院選への影響 参議院選挙が近いのにあまり世間は盛り上がっていません。街の反応はイマイチです。盛り上がっているのは、舛添都知事の問題ばかり。甘利元大臣の問題の方が悪質だと思いますが、そちらはあまり報道されず、「せこい」という点が批判される都知事の問... 2016年 06月 15日 書評
政治の動きと分析 マニフェストの反省とその次へ 民進党の参議院選挙公約について残念な点がひとつあります。それは多くの人の意見を反映させるプロセスが弱い点です。私のような小選挙区支部長も意見を言う機会があまりないままに、いつの間にか選挙公約が完成していました。 2016年 06月 14日 政治の動きと分析
政治の動きと分析 参議院選挙は「社会モデル」を選ぶ機会 国政選挙(もうすぐ始まる参議院選挙)は、「どんな社会モデルをめざすのか」を選ぶ機会でもあります。大雑把にひと言でいうなら、自民党は「自己責任社会モデル」をめざし、民進党は「共生社会モデル」をめざすと要約できると思います。 2016年 06月 12日 政治の動きと分析
政治の動きと分析 「日本型マニフェスト」からの脱却 民進党は、こんどの参議院選挙から選挙公約を「マニフェスト」と呼ばないことにしたそうです。正しい判断です。 いわゆる「マニフェスト」と呼ばれているものは、日本で独特の進化を遂げました。いわば「日本型マニフェスト」は、本家のイギリスのマ... 2016年 06月 10日 政治の動きと分析
政治の動きと分析 スコットランド、EUと沖縄 イギリスっておもしろい国ですね。正式名称は「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」ですが、最初からイングランド人、スコットランド人、アイルランド人、ウェールズ人と多様な民族を抱え、さらにアジア系やアフリカ系、東欧系の移民集団... 2016年 06月 09日 政治の動きと分析
子どもと教育 大学で教えてよかったこと 昨年、北海道大学で夏季集中講義の非常勤講師を務めました。そのとき教えた学生のひとりからメールをもらいました。政府の奨学金をもらって海外の大学院に留学するという、近況報告でした。彼も北大の多くの先生方からいろんな講義を受けたことでしょ... 2016年 06月 07日 子どもと教育
平和と外交 100年前の虐殺も現代政治の一部 ドイツ連邦議会(下院)が、オスマン帝国末期の1915年のアルメニア人殺害事件を「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と非難する決議を与野党の賛成で採択しました。それに対してトルコは、この事件を「虐殺」とは認めず、決議採択に反発して駐ドイツ... 2016年 06月 05日 平和と外交
政治の動きと分析 世襲格差と政治 最近出た「世襲格差社会」という本が、とてもおもしろいです。著者の橘木氏は早くから格差問題を研究してきた経済学者です。今回は「世襲格差」に光をあてています。いまの政治を考える上で興味深い視点です。 *橘木俊詔、参鍋篤司 2016年 『... 2016年 06月 03日 政治の動きと分析書評
政治の動きと分析 謎の「2年半」の意味? 安倍総理が消費税増税を2年半延期することを決めました。 だれでも思いつく素朴な疑問は「なぜ2年半?」です。 特に「半」が謎です。中途半端な感じが、あやしいです。 これが「2年」とか「3年」なら切りがいいから、そんなに疑問もありません... 2016年 05月 31日 政治の動きと分析