どんな政治指導者が望ましいのか?【アイゼンハワーと大久保利通】

自民党総裁選と立憲民主党代表選を見ていて「望ましい政治指導者」について考えさせられました。直接お話ししたことのある人が多くて客観的に見ることはできないので、両党の候補者の皆さんについてはコメントしませんが、歴上の人物で「どんな政治指導者が望ましいか」について考えてみました。

海外と日本でそれぞれ一人だけ「望ましい政治指導者」を選ぶとすれば、アイゼンハワー大統領と大久保利通の名前を挙げます。以前はウィンストン・チャーチル首相がもっとも偉大な海外の政治指導者だと思っていましたが、最近はアイゼンハワーの方が好きです。

ドワイト・デービッド・アイゼンハワーはテキサス州の片田舎の工場労働者の息子として生まれました。読書好きの少年でしたが、大学に行くお金がなく、無償で教育を受けるために陸軍士官学校(ウエスト・ポイント)に入学しま……

政治の動きと分析

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日本の大学改革の失敗と改善案

今年(2024年)3月に出たばかりの「高等教育改革の政治経済学」という本は、私が以前から考えていたことを裏付ける内容で、たいへん興味深く勉強になりました。 この二十年ほどにわたり行われてきた大学改革(高等教育改革)は明らかに失敗です...
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極右は「変な人たち」という正しいレッテル

この十年ほど私は「ポピュリズム政治とどう戦うか」というテーマについて考えてきました。そんな問題意識のもと最近読んだ「週刊東洋経済」(2024年9月7日号)の「極右は『変な人たち』という正しいレッテル」という記事に感銘を受けました。 ...
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沖縄科学技術大学院大学は東大を超えたのか【書評】

私が自民党議員だった頃(2005~2009年)、自民党のシンクタンク(いまはありません)の運営委員会(?)の委員でした。その頃に自民党シンクタンクの事務局長をされていたのが、本書の著者の鈴木崇弘先生です。鈴木先生は日本のシンクタンク...
書評

2023年に読んだ本のベスト10

毎年恒例(?)の「今年読んだ本のベスト10冊」をご紹介させていただきます。今年最初から最後まで読み通した本は約250冊(*小説や雑誌などは除く)。そのなかで印象に残ったお薦めの本を厳選した10冊です。お読みいただければさいわいです。...