平和と外交

安倍政権による紛争当事国への経済協力拡大

日本のマスメディアも世論もこの数年で変質しました。武器輸出解禁(そして武器輸出促進)とか、外国軍隊への自衛隊航空機の貸与とか、紛争当事国に対する経済協力とか、以前なら問題視されたであろうテーマに無頓着になっています。私は大きな問題だ...
平和と外交

国連事務総長にグテレス氏

新しい国連事務総長に国連難民高等弁務官のアントニオ・グテレス氏が決まりました。適任だと思いますし、個人的にもとてもうれしいです。グテレス氏はポルトガルの首相を務めた後に、国連難民高等弁務官に就任、そしてこのたび国連事務総長です。 現...
平和と外交

奈良の都にペルシャの役人

10月5日付読売新聞の記事に「奈良の都にペルシャ人役人がいた…木簡に名前」という記事がありました。見出しにくぎ付けになりました。平城宮跡から出土した8世紀の木簡にペルシャ人を意味する名字の役人の名前が書かれていたそうです。平城京にペ...
政治の動きと分析

なぜいま解散風?

また解散風が吹いています。今春も衆参同日選説の解散風が吹き荒れ、秋になって再びの解散風の突風です。下村博文氏などの安倍総理側近が解散風を吹かせているところが、ちょっと引っ掛かります(嘘っぽい気もします)。 この時期に解散総選挙をやる...
暮らしと経済

アベノミクスの失敗は予測可能だった

久しぶりに私の専門分野の「途上国の教育開発」に関するテキストを読んでいたら、いまのアベノミクスの失敗は十分に予測可能だったことに思いいたりました。 安倍政権のアベノミクスの根底には「トリクルダウン」という理論があります。富裕層がより...
子どもと教育

落選して良かったこと(?)

2014年12月の衆院選(埼玉13区)で落選したときは、そのまま政治活動を続けようか、それとも別の道へ進もうか、迷いに迷いました。縁もゆかりもない埼玉県の小選挙区で再チャレンジしても厳しいことはわかっていました。いったん政治の世界か...
政治の動きと分析

「野党は批判ばかり」という批判

マスコミや自民党が「野党は批判ばかり」と批判します。確かにそういう時もありますが、誤解に基づく場合も多いです。大雑把にいうと、「野党は批判ばかり」という批判は、9割がた無視してよいと思います(1割程度は真理があることもあります)。 ...
平和と外交

世界の軍事力ランキング

軍事評価機関が作成する“Global Firepower List”というのがあります。世界各国の軍事力を人口、地勢、資源、工業力等の50以上の要素で評価し、ランク付けするものです。なお、通常兵器の軍事力で比較しており、核戦力は基本...
政治の動きと分析

民進党で流行の政治思想

民進党の代表選のさなかですが、3人の候補者全員が影響を受けていると思われる政治思想があります。それは「分断社会を終わらせる」という本を書いた井手英策教授の政治思想です。私も以前にこの本に感銘を受け、ブログで書評を書いたことがあります...
社会と市民活動、NPO

生活困窮者支援NPOの奥田知志さん

民進党福岡県連の「なでしこ塾」の公開講座で、NPO法人抱樸の奥田知志さんの講演を聞きました。職業柄よく講演を聴きますが、「役に立つ講演」はけっこう多いですが、「感動する講演」はたまにしかありません。奥田さんの講演は「感動する講演」で...