政治の動きと分析

「リベラル・保守」の連合政党へ

東京と福岡で行われた衆議院補欠選挙は、どちらも民進党が負けました。残念ですが、ここで謙虚に敗因を分析し、来るべき衆議院総選挙に向けて政策と体制を立て直さなくてはいけません。 毎日新聞の伊藤智永編集委員が「私たちに選ぶべき『野党』があ...
政治の動きと分析

自民党政治=世襲政治=格差政治

いま福岡6区で衆議院の補欠選挙が行われています。民進党の候補者は地元のふつうのご家庭の出身の女性ですが、自民党系候補者2名はどちらも有力政治家の息子さんです。 そういえば、安倍内閣は世襲議員が目立ちます。安倍総理はもちろんのこと、麻...
政治の動きと分析

政治家とバイキンの類似性

昨年(2015年)8月から今年2月まで約7か月間(2学期)ほど大学院で政治学を学びました。衆議院議員を3期(約9年)経験して、そのあとで政治学を学び直すと、がっかりすることもありました。政治学者は、政治家にとても厳しいです。 政治学...
平和と外交

安倍政権による紛争当事国への経済協力拡大

日本のマスメディアも世論もこの数年で変質しました。武器輸出解禁(そして武器輸出促進)とか、外国軍隊への自衛隊航空機の貸与とか、紛争当事国に対する経済協力とか、以前なら問題視されたであろうテーマに無頓着になっています。私は大きな問題だ...
平和と外交

国連事務総長にグテレス氏

新しい国連事務総長に国連難民高等弁務官のアントニオ・グテレス氏が決まりました。適任だと思いますし、個人的にもとてもうれしいです。グテレス氏はポルトガルの首相を務めた後に、国連難民高等弁務官に就任、そしてこのたび国連事務総長です。 現...
平和と外交

奈良の都にペルシャの役人

10月5日付読売新聞の記事に「奈良の都にペルシャ人役人がいた…木簡に名前」という記事がありました。見出しにくぎ付けになりました。平城宮跡から出土した8世紀の木簡にペルシャ人を意味する名字の役人の名前が書かれていたそうです。平城京にペ...
政治の動きと分析

なぜいま解散風?

また解散風が吹いています。今春も衆参同日選説の解散風が吹き荒れ、秋になって再びの解散風の突風です。下村博文氏などの安倍総理側近が解散風を吹かせているところが、ちょっと引っ掛かります(嘘っぽい気もします)。 この時期に解散総選挙をやる...
暮らしと経済

アベノミクスの失敗は予測可能だった

久しぶりに私の専門分野の「途上国の教育開発」に関するテキストを読んでいたら、いまのアベノミクスの失敗は十分に予測可能だったことに思いいたりました。 安倍政権のアベノミクスの根底には「トリクルダウン」という理論があります。富裕層がより...
子どもと教育

落選して良かったこと(?)

2014年12月の衆院選(埼玉13区)で落選したときは、そのまま政治活動を続けようか、それとも別の道へ進もうか、迷いに迷いました。縁もゆかりもない埼玉県の小選挙区で再チャレンジしても厳しいことはわかっていました。いったん政治の世界か...
政治の動きと分析

「野党は批判ばかり」という批判

マスコミや自民党が「野党は批判ばかり」と批判します。確かにそういう時もありますが、誤解に基づく場合も多いです。大雑把にいうと、「野党は批判ばかり」という批判は、9割がた無視してよいと思います(1割程度は真理があることもあります)。 ...