平和と外交

国会議員の外遊とサイモンの旅行定理

自民党は、比例復活当選の若手議員のゴールデンウイーク中の海外出張を禁止するそうです。それも良し悪しだと思います。そもそも「国会議員の海外出張に意味があるのか?」という問いについて考えてみたいと思います。国会議員の海外出張のなかには、...
平和と外交

なぜわざわざ海外に援助をするのか?

先日、市民団体主催の勉強会で「なぜわざわざ海外に援助をするのか?」というテーマで講演しました。地元でいろんな人とお話をしていると、多くの人が「日本は海外援助にお金を出しすぎだ」と思い込んでいるようです。安倍総理が外遊するたびに多額の...
平和と外交

日本が直面する2つの脅威

いま日本は2つの差しせまった脅威にさらされています。1つは北朝鮮と米国との武力衝突に日本が巻き込まれる可能性。もう1つは朝鮮半島の緊張状態に悪乗りして、共謀罪を一気に国会通過させようとしたり、憲法に緊急事態条項を設けようとしたりしよ...
書評

世界の経済力ランキング(購買力平価)

高校の講義で使った世界ランキングの第2弾です。今度は経済力です。それも購買力平価でみた世界ランキングをご紹介します。名目GDPでみる世界ランキングは、(1)米国、(2)中国、(3)日本、(4)ドイツ、(5)イギリス という順で、意外...
平和と外交

世界の軍事費ランキング

昨年、高校生に「国際政治経済」という講義をした時に、いろんな分野の世界ランキングを紹介したことがあります。軍事費の世界ランキングが興味深かったので、ご紹介させていただきます。おそらく純粋に軍事力ということでいえば、断トツの1位が米国...
子どもと教育

なぜ日本の公教育費は少ないのか【書評】

久しぶりに書評ブログです。今日のおすすめは「なぜ日本の公教育費は少ないのか」という本。2014年度の「サントリー学芸賞(政治・経済部門)」を受賞した名著です。著者は、私と同世代の教育学者で大阪大学准教授の中澤渉氏です。この本の要旨は...
暮らしと経済

世界の自然エネルギー革命と後れる日本

4月から駅で配る予定のビラの原稿です。駅でお会いしない方も多いので、ブログでご紹介させていただきます。-----------------------------------------世界の自然エネルギー革命と後れる日本世界では「自...
子どもと教育

道徳教育は国の仕事か?

政治家のなかには道徳教育が好きな人が大勢います。しかし、道徳教育を説いておきながら、不道徳なことをやる人もいます(名前は言えませんが、国会議員のなかでも具体的な顔はすぐ浮かびます)。森友学園のあの方もその典型でしょう。道徳教育の強化...
子どもと教育

男性と女性の能力差と大学進学率

外国語学習の本を読んでいて、男女の言語能力の差に関し、「なるほど」と思う記述に出会いました。「女性のほうが男性よりも外国語学習に向いている」というのはある程度言えるのかもしれません。(中略)外国語ではなく母語の言語能力という点に関し...
政治の動きと分析

党大会の井手英策さんスピーチ

先日の民進党の党大会で評判がよかったのが、慶応大学の井手英策教授のスピーチでした。井手教授は、民進党の「尊厳ある生活保障総合調査会」のコーディネーターです。井手さんのような新進気鋭の学者にとっては、特定の政党と近いと見られるのはリス...