暮らしと経済

アベノミクスの検証と次の選挙の対立軸

ちょっと前の日本経済新聞(2017年6月10日朝刊)で骨太方針決定にからめ、アベノミクスの検証記事を見かけました。日経新聞といえば、“財界広報誌”というイメージがあり、安倍政権やアベノミクスを高く評価している印象がありました。その日...
政治の動きと分析

ネーミングで勝負の自民党「子ども保険」

自民党の小泉進次郎衆議院議員が何か言うと、何でも注目されます。小泉氏の提唱する「子ども保険」もやはり注目されています。子育て支援の財源を「子ども保険」でまかなおうという、一見すると良さそうな提案です。 しかし、これは「目的は正しくて...
政治の動きと分析

イギリス労働党マニフェストの研究

あさっての6月8日はイギリスの下院議員総選挙です(ちなみに貴族院議員の選挙はありません)。保守党優勢で選挙戦が始まりましたが、労働党が急速に追い上げているとの報道。労働党が選挙に勝つかどうかはわかりませんが、労働党のマニフェストは評...
子どもと教育

大学と政治【日英比較】

森友学園と加計学園という二つの学園物語のおかげで、いま文部科学省や大学、学校をめぐる問題が政治の話題になっています。加計学園の獣医学部の新設問題を見ていると、大学は政府や政治家に「お願い」するのが、当たり前というのが日本の風土である...
書評

スピーチの失敗の研究

今日は後援会の時局講演会を開催しました。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。暑いなか、また、日曜日にも関わらず、ご参加いただき、心から感謝申し上げます。 しかし、今日は(というか今日も)スピーチがうまく行かなくて、...
政治の動きと分析

安倍一強の分析と民進党改造計画(5)

連載ブログの5回目で最終回です。安倍政権に代わって民進党が政権を担うためにやるべきこと(主に党改革)を列挙してみました。 6.民進党改造計画:政権政党になるための準備 1)立ち位置の明確化: 穏健な保守 + 社会民主主義 政党として...
政治の動きと分析

安倍一強の分析と民進党改造計画(4)

連載ブログの4回目です。これまで3回にわたって「安倍一強」の背景を説明してきましたが、次は「安倍一強」の脆弱性について整理します。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 5.安倍...
政治の動きと分析

安倍一強の分析と民進党改造計画(3)

加計学園に関する前文部事務次官の発言は重いです。安倍総理はじめ、官房長官、文科大臣、行革担当大臣が口裏をあわせてウソをついていた可能性が高まってきました。それこそ「共謀」して国民を欺いている可能性があります。こんな政権が共謀罪を制定...
政治の動きと分析

安倍一強の分析と民進党改造計画(2)

今回は「安倍一強」の連載ブログの2回目です。このところ「安倍一強」にほころびが出てきています。 自衛隊制服組トップの統合幕僚長が憲法改正について記者会見で言及するなどというのは、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から大きな問題...
政治の動きと分析

安倍一強の分析と民進党改造計画(1)

最近出たばかりの話題の本「自民党-『一強』の実像」(中北浩爾教授:中公新書、2017年)を読みました。中北先生には「自民党政治の変容」という著書もあります。私も政治の世界で12年間生きてきて、自民党のこともつぶさに観察してきたので、...