政治の動きと分析

安倍一強の分析と民進党改造計画(3)

加計学園に関する前文部事務次官の発言は重いです。安倍総理はじめ、官房長官、文科大臣、行革担当大臣が口裏をあわせてウソをついていた可能性が高まってきました。それこそ「共謀」して国民を欺いている可能性があります。こんな政権が共謀罪を制定...
政治の動きと分析

安倍一強の分析と民進党改造計画(2)

今回は「安倍一強」の連載ブログの2回目です。このところ「安倍一強」にほころびが出てきています。 自衛隊制服組トップの統合幕僚長が憲法改正について記者会見で言及するなどというのは、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から大きな問題...
政治の動きと分析

安倍一強の分析と民進党改造計画(1)

最近出たばかりの話題の本「自民党-『一強』の実像」(中北浩爾教授:中公新書、2017年)を読みました。中北先生には「自民党政治の変容」という著書もあります。私も政治の世界で12年間生きてきて、自民党のこともつぶさに観察してきたので、...
政治の動きと分析

安倍政権の支持率アップの3法則

安倍総理の暴走ぶり、このごろ少し変です。無理筋の議論を強引に通そうとするのは以前からですが、その度合いが限度を越えています。なんだか異常にハイテンションです。 ある日突然これまでの自民党憲法案から離れて、憲法9条に自衛隊に関する条項...
子どもと教育

フィリピン留学体験談

昨年に引き続き、今年も高校で月3コマの授業をすることになりました。昨日は、今年最初の授業でした。国際協力や国際情勢についての講義ですが、受験科目でもなく、評価をする必要もなく、自由に自分で具体的なテーマを選べます。テーマを選び、情報...
平和と外交

【書評】ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争

朝鮮半島情勢が緊張しています。こういう時期だからこそ前の戦争(1950年~53年の朝鮮戦争)から教訓を学ぶべきだと思います。デイビィット・ハルバースタム氏の遺作となった「ザ・コールデスト・ウィンター 朝鮮戦争」はその意味でお薦めの本...
政治の動きと分析

「小さな政府」の大きな問題

5月から駅で配るチラシの内容です。ご一読いただければさいわいです。 ------------ 「小さな政府」の大きな問題 拡大する格差、子どもの貧困、非正規雇用の増加、重い教育費の負担、老後の不安など、いま日本は不安でいっぱいです。...
平和と外交

国会議員の外遊とサイモンの旅行定理

自民党は、比例復活当選の若手議員のゴールデンウイーク中の海外出張を禁止するそうです。それも良し悪しだと思います。そもそも「国会議員の海外出張に意味があるのか?」という問いについて考えてみたいと思います。 国会議員の海外出張のなかには...
平和と外交

なぜわざわざ海外に援助をするのか?

先日、市民団体主催の勉強会で「なぜわざわざ海外に援助をするのか?」というテーマで講演しました。地元でいろんな人とお話をしていると、多くの人が「日本は海外援助にお金を出しすぎだ」と思い込んでいるようです。安倍総理が外遊するたびに多額の...
平和と外交

日本が直面する2つの脅威

いま日本は2つの差しせまった脅威にさらされています。1つは北朝鮮と米国との武力衝突に日本が巻き込まれる可能性。もう1つは朝鮮半島の緊張状態に悪乗りして、共謀罪を一気に国会通過させようとしたり、憲法に緊急事態条項を設けようとしたりしよ...