政治の動きと分析

忖度政治の何が問題か?【政と官のあり方(2)】

長くなり過ぎたブログの後半です。まとまりのない文章になりましたが、ご笑覧ください。 ----------------------------------------- 議院内閣制においては、政治家が立法府を構成するのは当然として、政...
政治の動きと分析

忖度政治の何が問題か?【政と官のあり方(1)】

ある人に次のような質問をされました。 官僚が政治家の指示に従うのは、当たり前じゃないですか。ずっと「官僚主導はダメだから、政治主導にしなければいけない」と言ってきたじゃないですか。忖度(そんたく)の何が問題なんですか? 良い質問です...
政治の動きと分析

本を読まない首相【書評】保阪正康著「田中角栄と安倍晋三」(2)

ちょっと間があきましたが、保阪正康さんの「田中角栄と安倍晋三」の抜粋的書評のパート2です。この本でもうひとつ興味深かったのは、東条英機と安倍晋三の両首相の共通点です。 保阪さんによれば;
政治の動きと分析

都議選の衝撃波とその影響

小池知事率いる都民ファーストの圧勝。自民党の惨敗。民進党も「2番じゃダメ」どころか5番目。予想以上の自民党の惨敗と予想通りの民進党の惨敗でした。この衝撃波は政局に大きな影響を与えます。思いついたことを箇条書きするとこんな感じです。 ...
書評

【書評】保阪正康著「田中角栄と安倍晋三」

現職議員だったころ阿部知子衆議院議員が企画して、保阪正康さんを囲む歴史勉強会を開いていました。その前から保阪さんのファンだったのでご著書を何冊(何十冊?)も読んでいましたが、ご本人とお会いして直接教えを受けてますます尊敬の念を深めま...
暮らしと経済

アベノミクスに代わる「尊厳ある生活保障」

最近駅で配っているチラシの内容を転載します。ご一読いただければさいわいです。 ----------------------------------------------- アベノミクスに代わる「尊厳ある生活保障」 共謀罪の導入、加...
暮らしと経済

アベノミクスの検証と次の選挙の対立軸

ちょっと前の日本経済新聞(2017年6月10日朝刊)で骨太方針決定にからめ、アベノミクスの検証記事を見かけました。日経新聞といえば、“財界広報誌”というイメージがあり、安倍政権やアベノミクスを高く評価している印象がありました。その日...
政治の動きと分析

ネーミングで勝負の自民党「子ども保険」

自民党の小泉進次郎衆議院議員が何か言うと、何でも注目されます。小泉氏の提唱する「子ども保険」もやはり注目されています。子育て支援の財源を「子ども保険」でまかなおうという、一見すると良さそうな提案です。 しかし、これは「目的は正しくて...
政治の動きと分析

イギリス労働党マニフェストの研究

あさっての6月8日はイギリスの下院議員総選挙です(ちなみに貴族院議員の選挙はありません)。保守党優勢で選挙戦が始まりましたが、労働党が急速に追い上げているとの報道。労働党が選挙に勝つかどうかはわかりませんが、労働党のマニフェストは評...
子どもと教育

大学と政治【日英比較】

森友学園と加計学園という二つの学園物語のおかげで、いま文部科学省や大学、学校をめぐる問題が政治の話題になっています。加計学園の獣医学部の新設問題を見ていると、大学は政府や政治家に「お願い」するのが、当たり前というのが日本の風土である...