暮らしと経済

アベノミクスの「ウラの3本の矢」

地元で配布している国政レポート24号の内容の転載です。ご一読いただければさいわいです。 アベノミクスの「ウラの3本の矢」 安倍政権のアベノミクスの「3本の矢」といえば、①異次元の金融緩和と円安誘導、②財政出動による公共事業、③規制改...
暮らしと経済

人口減少時代の都市(諸富 徹 著)【書評】

ふと手に取って大当たりだった本「人口減少時代の都市」をご紹介させていただきます。地味な見た目の本ですが、とてもおもしろかったです。お薦めポイントは、①自治体の公営自然エネルギー事業、②空き家や空き地を買い上げ、再開渇したり緑地や公園...
政治の動きと分析

イスラエルの戦略的な戦略欠如戦略

日本人は「戦略」が好きです。書店に行くと「戦略」というキーワードがタイトルに含まれる書籍が数えきれないほどあります。軍事用語としては、「戦略」「戦術」「戦闘教義(ドクトリン)」といったレベル別の言葉がありますが、すべてひっくるめて乱...
暮らしと経済

恥ずべき日本の海洋プラスチック政策

カナダで開催されたG7サミットでプラスチックごみによる海洋汚染問題が協議され、具体的な対策を各国に促す合意文書が取りまとめられました。しかし、大変残念なことに日本とアメリカは署名しませんでした。情けないです。 漁業や生態系に重大な悪...
暮らしと経済

最低賃金と生産性:日本の労働者の悲劇

日本の労働生産性は、いまや先進国で最低水準です。多くの人は、次のようなイメージを持っていると思います。 1)日本人の平均的な教育水準は高い。 2)加えて、日本人は勤勉である。 3)したがって、日本人の労働生産性は高い。 しかし、実際...
書評

【書評】現職衆院事務総長が書いた「議会学」

現職の衆議院事務総長の向大野新治氏の新刊「議会学」のご紹介です。「事務総長」というポストは、議員以外の者から、本会議における選挙で選ぶことになっている役職です。実際には手続きを省略して議長が指名する慣例ですが、他の衆議院事務局職員よ...
政治の動きと分析

石原信雄官房副長官 回顧録【書評】

竹下内閣(1987年)から村山内閣(1995年)まで7つの内閣で内閣官房副長官を務めた石原信雄氏の回顧録が出版されました。激動期に多くの短命政権に仕えた「名官房副長官」です。石原副長官は、文字通り「余人をもって代えがたい」官房副長官...
衆議院議員時代の活動ほか

党首討論の限界:「安倍論法」では。。。

昨日(5月30日)1年半ぶりに党首討論が開催され、立憲民主党の枝野幸男代表も初参加でした。しかし、その結果はとてもほめられたものではありませんでした。枝野代表は記者会見で「党首討論はほとんど歴史的意味を終えた」と発言しましたが、その...
子どもと教育

大学教員の半分が非常勤という異常さ

これまで大学教育の危機や安倍政権の教育再生の問題点について何度も書いてきましたが、あらためて深刻な事態を浮き彫りにした記事を見てがくぜんとしました。朝日新聞の2018年5月20日朝刊の「大学教員 半数は非常勤」という記事によれば; ...
子どもと教育

学生時代のノートを読み返して

むかし使っていた備品や資料が必要になったので、実家にあずけておいた段ボール箱をひらいていたら、学生時代のノートが出てきました。なつかしくなって読み返してみたら、国際基督教大学(ICU)の学生時代のことを思い出しました。