政治の動きと分析

米国リベラルの退潮と再生

タイトルにひかれ、コロンビア大学歴史学部の政治哲学者のマーク・リラ教授の「リベラル再生宣言」という本を読みました。日本でも「アンチ・リベラル」の風潮が強まり、「リベラル」という言葉はすっかり魅力のない言葉になっています。アメリカでも...
暮らしと経済

新たな外国人材受け入れ政策について

今回の臨時国会では「入国管理及び難民認定法」の改正案が、安倍政権の目玉法案になっています。この法案には大きな問題があります。単純労働の労働力受け入れを拡大することによる問題もあれば、受け入れ体制の問題もあります。単純労働者の受け入れ...
平和と外交

政治家がナショナリズムをあおる愚:中曽根総理の言葉より

韓国に2泊3日の出張に行き、韓国の各政党の政治家や企業人とお会いしてきました。戦時中のいわゆる「徴用工」問題の判決で日韓関係が緊張している真っ最中の訪韓だったので、どうしてもその件が話題になりました。日本政府の公式見解は、1965年...
政治の動きと分析

将来予測についての考察

政治の世界で生きてきてはや13年超となり、いろんな政局予測を読んだり聞いたりしてきました。慣れてくるとヤフーの記事でタイトルと書き出しの数行を読んだだけで「これは高橋洋一氏だろう」とか「たぶん長谷川幸洋氏だろう」とか著者名を予測でき...
政治の動きと分析

安倍首相の求心力低下

先日、田中秀征先生(元衆議院議員、元経済企画庁長官)の講演を聴きに行きました。そのとき田中先生が仰っていた点と私が日頃思っている点を合わせて、安倍政権の求心力低下について思うところを箇条書きしてみました。1.安倍首相の首相任期(=自...
衆議院議員時代の活動ほか

人事異動のお知らせ:国対委員長代理から政調会長代理へ

先日、党内の人事異動がありました。国会対策委員長代理から政調会長代理になります。引き続き「代理」です。辻元国対委員長のとなりでちょくちょくテレビに映っていましたが、それはなくなります。思えば、衆議院議員生活も11年目に入りますが、「...
平和と外交

河野外相へ対中国政策のご提案(2)

前回に引き続き、河野外務大臣への対中国政策のご提案です。中国の国家主席や首相、外相が、頻繁にアフリカなどの小国の首脳との会談を好むのは、中国外交の内向きな性格と戦略欠如の象徴だと、米国の国防総省等で国防戦略を立案していたエドワード・...
平和と外交

河野外相へ対中国政策のご提案(1)

安倍政権も約6年になりますが、外交面であまり成果はあがっていません。北朝鮮外交は枠の外。経産省中心の対ロシア外交も今のところ成果は上がっていません。トランプ大統領にいいようにやられ、自由貿易協定(FTA)を「TAG」と呼ぶ欺瞞で乗り...
政治の動きと分析

立憲民主党「政策コミュニケーションユニット」創業

2018年9月10日、立憲民主党は「政策コミュニケーションユニット」の設置を決めました。といっても「政策コミュニケーション」という言葉自体がまったく知られていないため、何のことかサッパリわからなくて当然です。この場をお借りして提唱者...
平和と外交

初めてのJICA研修講師

昨日初めてJICAの研修講師を勤めさせていただきました。私は元JICA職員ですが、JICA在勤中も研修講師をしたことはありませんでした。初めての経験でとても貴重な経験でした。JICA職員だった頃は、研修員の受け入れ人数枠を確保したり...