暮らしと経済

軽減税率は政治家の責任放棄:小峰隆夫「平成の経済」より

旧経済企画庁のはえ抜きのいわゆる「官庁エコノミスト」の小峰隆夫氏(現大正大学教授)の新著「平成の経済」(日本経済新聞出版社)は、かたい本ですが、読むに値する良書です。以前にも小峰氏の本を何冊か読みましたが、正統派の官庁エコノミストな...
暮らしと経済

安倍政権6年半をふり返る(4):有効求人倍率上昇は安倍総理のおかげか?

安倍政権6年半をふり返るシリーズ第4弾です。多くの若者が誤解していますが、失業率が下がり、有効求人倍率が上昇しているのは、アベノミクスのおかげではなく、人口動態の変化の結果です。民主党政権時から有効求人倍率は上昇を始めており、どの政...
暮らしと経済

安倍政権6年半をふり返る(3):格差が成長を妨げる

安倍政権6年半をふり返るシリーズ第3弾です。安倍政権の経済政策の基本は、経済成長重視です。公平な分配より、成長を重視する姿勢です。大企業や富裕層が先に豊かになれば、その利益がしたたり落ち(トリクルダウン)、中所得層や貧困層もそのうち...
社会と市民活動、NPO

安倍政権6年半をふり返る(2):ピント外れの子どもの貧困対策

安倍政権6年半をふり返るシリーズの第2弾です。日本は先進国の中でも子どもの貧困が深刻な国です。ひとり親世帯の貧困率の高さは先進国トップです(特に父子家庭より母子家庭の貧困が深刻です)。 子どもの貧困は、政治の貧困そのものです。子ども...
平和と外交

安倍政権6年半をふり返る(1):安倍政権の軍事化政策

参議院選挙の争点は「安倍政権をどう評価するか」だと思います。 そこで安倍政権の6年半をふり返る意味で、過去のブログを引っ張り出すシリーズを始めます。第1回目は2017年10月15日付ブログ「安倍政権の軍事化政策をふり返る」です。以下...
平和と外交

「害交の安倍」では?

韓国向け輸出規制は、大きな問題です。いわゆる「徴用工問題」は、日韓の二国間の問題であり、限定的な国際問題です。もっと言えば、徴用工裁判という韓国の司法の問題であり、韓国の行政府(外務省含む)にとって手を出しにくい領域の問題です。 し...
社会と市民活動、NPO

DV被害者の要望を「質問主意書」で実現

世の中には「野党議員は役に立たない」と思っている人も多いかもしれませんが、工夫と努力によっては具体的にお役に立てることもあります。今国会中、市民の要望を受けて、それを実現できた案件がいくつかありました。 その一例をご紹介させていただ...
衆議院議員時代の活動ほか

私の手づくり「行政監視院法案」提出

本日(6月20日)、衆議院に「行政監視院法案」を提出しました。野党5党(立憲民主党、国民民主党、日本共産党、社民党、社会保障を立て直す国民会議)で共同提出した議員提出法案で、私も提出者のひとりです。私が取りまとめにあたってきたので「...
政治の動きと分析

テレビの出演者の決まり方

突然決まったことですが、本日(6月19日)20時からBSフジの「プライムニュース」という番組に生出演することになりました。 今日は、討論番組やニュース番組に各党の議員が出演する時に「どうやって出演者が決まるのか」という過程(プロセス...
平和と外交

上智大学「人間の安全保障と平和構築」講演概要

去る5月14日に上智大学の連続講座「人間の安全保障と平和構築」でゲストスピーカーとして講演させていただきました。その時の講演内容の概要が上智大学のホームページに掲載されましたので、お読みいただければさいわいです。 講演の概要を読むと...