子どもと教育

産業革命期の牧師のイノベーションと研究助成

ナシーム・ニコラス・タレブ氏(文筆家、大学教授、投資家、トレーダー)は、リーマンショックを予測し、「ブラック・スワン」という言葉を流行させた人物ですが、彼が研究助成のやり方についておもしろいことを書いています。 タレブ氏によると、産...
暮らしと経済

地球温暖化対策としての家族計画と女児教育

再び「ドローダウン:地球温暖化を逆転させる100の方法」の情報の基づき、主に発展途上国のおける家族計画と女子教育の重要性について書かせていただきます。地球温暖化対策の有効性ランキングのトップ10には次の2つが入ります。 6位 女児の...
子どもと教育

文部省 + 科学技術庁 = 大学政策の劣化

橋本行革により「文部省」と「科学技術庁」が統合されて「文部科学省」ができたのが2001年です。もう20年になります。そしてこの20年間の高等教育(大学教育)政策は、おおむね誤っていたと私は思います。 文部科学省が過去20年で進めてき...
暮らしと経済

地球温暖化と私たちの食生活

今回も「ドローダウン:地球温暖化を逆転させる100の方法」の情報に基づき、食生活と地球温暖化の関係について書かせていただきます。地球温暖化対策の有効性ランキングで意外と上位なのが「食べ物」に関わることです。トップ10位以内に次の3つ...
暮らしと経済

コロナ対策の都道府県別の評価【大阪府 最下位】

岩波書店「科学」2021年5月号の投稿論文のご紹介です。慶応大学の濱岡豊教授の「COVID-19対策の諸問題(4)都道府県による対策の評価試論」という論文です。これは47都道府県の対策を次の4カテゴリ10指標で評価を試みたものです。...
暮らしと経済

風力発電はやっぱり有効

先日のブログ「ドローダウン:地球温暖化を逆転させる100の方法」の続きです。地球温暖化対策として有効性の第1位は意外にも「冷媒」でしたが、第2位は「陸上風力発電」でした。 さらに「洋上風力発電」が第22位なので、陸上風力発電と洋上風...
暮らしと経済

地球温暖化を止める100の方法

最近出た「ドローダウン(Drawdown):地球温暖化を逆転させる100の方法」という本の紹介です。地球温暖化をくい止める対策を効果のある順に100位までランキングをつけた本です。 意外な対策が上位だったりして、おもしろくて役に立つ...
暮らしと経済

ワクチン特許の一時放棄と幻の国会質問

今朝(5月8日)西日本新聞報道によると、新型コロナウイルスのワクチン特許の一時放棄をめぐるWTOの議論で各国の足並みが乱れているそうです。発展途上国へのワクチンの供給拡大につながるとして、米国が容認を表明し、フランスも支持しています...
平和と外交

ケネディ政権のキューバ危機:失敗と成功【超予測力3】

書評の「超予測力」ブログの最後です。ケネディ政権では、最悪の失敗も、最高の成功もキューバに関係がありました。ケネディ政権の最大の汚点はいわゆるピッグス湾事件です。1961年にCIAが亡命キューバ人を訓練して、フィデル・カストロ政権を...
政治の動きと分析

専門家による政治予測【超予測力2】

前回ブログの続きです。テトロック教授の先行研究「専門家の政治予測:どれだけ正確か、どうすればそれがわかるのか」という論文の結論は、「専門家の予測はチンパンジーが投げるダーツとだいたい同じ」でした。 研究対象となった「専門家」には、大...