子どもと教育

文部省 + 科学技術庁 = 大学政策の劣化

橋本行革により「文部省」と「科学技術庁」が統合されて「文部科学省」ができたのが2001年です。もう20年になります。そしてこの20年間の高等教育(大学教育)政策は、おおむね誤っていたと私は思います。 文部科学省が過去20年で進めてき...
暮らしと経済

地球温暖化と私たちの食生活

今回も「ドローダウン:地球温暖化を逆転させる100の方法」の情報に基づき、食生活と地球温暖化の関係について書かせていただきます。地球温暖化対策の有効性ランキングで意外と上位なのが「食べ物」に関わることです。トップ10位以内に次の3つ...
暮らしと経済

コロナ対策の都道府県別の評価【大阪府 最下位】

岩波書店「科学」2021年5月号の投稿論文のご紹介です。慶応大学の濱岡豊教授の「COVID-19対策の諸問題(4)都道府県による対策の評価試論」という論文です。これは47都道府県の対策を次の4カテゴリ10指標で評価を試みたものです。...
暮らしと経済

風力発電はやっぱり有効

先日のブログ「ドローダウン:地球温暖化を逆転させる100の方法」の続きです。地球温暖化対策として有効性の第1位は意外にも「冷媒」でしたが、第2位は「陸上風力発電」でした。 さらに「洋上風力発電」が第22位なので、陸上風力発電と洋上風...
暮らしと経済

地球温暖化を止める100の方法

最近出た「ドローダウン(Drawdown):地球温暖化を逆転させる100の方法」という本の紹介です。地球温暖化をくい止める対策を効果のある順に100位までランキングをつけた本です。 意外な対策が上位だったりして、おもしろくて役に立つ...
暮らしと経済

ワクチン特許の一時放棄と幻の国会質問

今朝(5月8日)西日本新聞報道によると、新型コロナウイルスのワクチン特許の一時放棄をめぐるWTOの議論で各国の足並みが乱れているそうです。発展途上国へのワクチンの供給拡大につながるとして、米国が容認を表明し、フランスも支持しています...
平和と外交

ケネディ政権のキューバ危機:失敗と成功【超予測力3】

書評の「超予測力」ブログの最後です。ケネディ政権では、最悪の失敗も、最高の成功もキューバに関係がありました。ケネディ政権の最大の汚点はいわゆるピッグス湾事件です。1961年にCIAが亡命キューバ人を訓練して、フィデル・カストロ政権を...
政治の動きと分析

専門家による政治予測【超予測力2】

前回ブログの続きです。テトロック教授の先行研究「専門家の政治予測:どれだけ正確か、どうすればそれがわかるのか」という論文の結論は、「専門家の予測はチンパンジーが投げるダーツとだいたい同じ」でした。 研究対象となった「専門家」には、大...
政治の動きと分析

お薦めの本「超予測力」ご紹介【超予測力1】

この本は書名(タイトル)がイケてませんが、すごくお薦めです。タイトルが「超予測力」では、書店で見かけても手が伸びません。なので、出版されてから5年近くも気づきませんでした。 共著者のひとりダン・ガードナー氏の名前に見覚えがあったので...
社会と市民活動、NPO

バイデン政権の「市民気候部隊」もすばらしい!

またしてもバイデン政権の政策の宣伝(?)です。バイデン政権の成長戦略第一弾に「市民気候部隊(CCC: Civilian Climate Corps)」の創設という新政策が含まれています。 これはフランクリン・ローズヴェルト大統領(民...