政治の動きと分析

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バイデン政権の成長戦略はすばらしい!

昨年の米国大統領選挙でバイデン大統領が勝って本当によかったと思うことがたびたびです。4月28日にバイデン政権が、成長戦略の第二弾として「米国家族計画」を発表しました。とてもよい内容だと思います。成長戦略の第一弾はインフラ投資などの「...
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英国労働党 スターマー党首から学ぶこと

英国の労働党は2019年末の総選挙で歴史的惨敗を喫し、コービン前党首が退任しました。2020年4月にキア・スターマー氏(57歳)が新党首に選ばれ、労働党の再生に向けて動き出しました。スターマー党首は「建設的な野党」を掲げ、年齢、学歴...
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ピケティ「格差を作るのは政治です。」

フランス人経済学者のトマ・ピケティ教授は、「21世紀の資本」という恐ろしく分厚くて、かつ、世界的ベストセラーの本の著者として有名ですが、インタビューでの答えはストレートでわかりやすく感心しました。ピケティ氏の新刊は「資本とイデオロギ...
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官邸一極集中と内閣官房の肥大化

最近の内閣官房の組織図を見たら、とんでもないことになっています。「〇〇〇本部事務局」とか、「△△△対策推進室」とか、内閣官房に置く必要がなさそうな部署も含めて、すごい数の部署が内閣官房にぶら下がっています。確かに必要そうな部署もあり...
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コロナ禍を深刻化させた2つの「主義」

コロナ禍についてノーベル経済学者のジョセフ・スティグリッツ教授(コロンビア大学)が、読売新聞の鶴原徹也氏の電話インタビューに答えて次のように指摘しています。蛇足ながら鶴原氏はインタビューとそのまとめ方の名手で、とても読みやすくエッセ...
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アポロ計画の教訓:国家は産業革新の先導者たれ

経済学者のマリアナ・マッカート教授(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン:UCL)の「アポロ計画の教訓:国家は産業革新の先導者たれ」という記事がおもしろかったので、一部を引用しながらご紹介させていただきます。なお、同教授はUCLの「イ...
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原子力問題特別委員会の野党筆頭理事に

今国会から衆議院の原子力問題調査特別委員会の「野党筆頭理事」に就任しました。原子力問題特別委員会の運営に関する野党側の責任者ということになります。原子力問題特別委員会の理事会に出席し、与党や政府との調整業務を担当します。衆議院には(...
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新自由主義の終わりとその先【レジリエンス重視の政府】

英国のサッチャー政権、米国のレーガン政権の時代(1980年代)から世界の政治と政策に大きな影響を与えてきた新自由主義(ネオリベラリズム)は、リーマン危機あたりから徐々に影響力を減じてきました。そして今回のコロナ危機で新自由主義が完全...
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地方自治体ごとのコロナ対応の差

先日、片山義博早稲田大学教授(元鳥取県知事、元総務大臣)の「コロナへの対応から地方自治の現在および将来を考える」という講演を聴きました。片山氏は私がもっとも信頼する有識者のひとりです。とても興味深い内容なので、一部ご紹介させていただ...
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分断と憎悪の社会をどう立て直すか【吉田徹教授の記事より】

月刊誌「潮」の2020年12月号に「分断と憎悪の社会をどう立て直すか」という北海道大学の吉田徹教授(比較政治、欧州政治)のインタビュー記事が掲載されていて興味深い内容でした。この「潮」は某政党の機関紙的な雑誌ですが、偏見を持たずに手...