政治の動きと分析

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イギリス労働党マニフェストの研究

あさっての6月8日はイギリスの下院議員総選挙です(ちなみに貴族院議員の選挙はありません)。保守党優勢で選挙戦が始まりましたが、労働党が急速に追い上げているとの報道。労働党が選挙に勝つかどうかはわかりませんが、労働党のマニフェストは評...
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安倍一強の分析と民進党改造計画(5)

連載ブログの5回目で最終回です。安倍政権に代わって民進党が政権を担うためにやるべきこと(主に党改革)を列挙してみました。 6.民進党改造計画:政権政党になるための準備 1)立ち位置の明確化: 穏健な保守 + 社会民主主義 政党として...
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安倍一強の分析と民進党改造計画(4)

連載ブログの4回目です。これまで3回にわたって「安倍一強」の背景を説明してきましたが、次は「安倍一強」の脆弱性について整理します。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 5.安倍...
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安倍一強の分析と民進党改造計画(3)

加計学園に関する前文部事務次官の発言は重いです。安倍総理はじめ、官房長官、文科大臣、行革担当大臣が口裏をあわせてウソをついていた可能性が高まってきました。それこそ「共謀」して国民を欺いている可能性があります。こんな政権が共謀罪を制定...
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安倍一強の分析と民進党改造計画(2)

今回は「安倍一強」の連載ブログの2回目です。このところ「安倍一強」にほころびが出てきています。 自衛隊制服組トップの統合幕僚長が憲法改正について記者会見で言及するなどというのは、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から大きな問題...
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安倍一強の分析と民進党改造計画(1)

最近出たばかりの話題の本「自民党-『一強』の実像」(中北浩爾教授:中公新書、2017年)を読みました。中北先生には「自民党政治の変容」という著書もあります。私も政治の世界で12年間生きてきて、自民党のこともつぶさに観察してきたので、...
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安倍政権の支持率アップの3法則

安倍総理の暴走ぶり、このごろ少し変です。無理筋の議論を強引に通そうとするのは以前からですが、その度合いが限度を越えています。なんだか異常にハイテンションです。 ある日突然これまでの自民党憲法案から離れて、憲法9条に自衛隊に関する条項...
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「小さな政府」の大きな問題

5月から駅で配るチラシの内容です。ご一読いただければさいわいです。 ------------ 「小さな政府」の大きな問題 拡大する格差、子どもの貧困、非正規雇用の増加、重い教育費の負担、老後の不安など、いま日本は不安でいっぱいです。...
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党大会の井手英策さんスピーチ

先日の民進党の党大会で評判がよかったのが、慶応大学の井手英策教授のスピーチでした。井手教授は、民進党の「尊厳ある生活保障総合調査会」のコーディネーターです。井手さんのような新進気鋭の学者にとっては、特定の政党と近いと見られるのはリス...
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はやりの「ポピュリズム」の定義

政治学者の杉田敦氏の「政治的思考」(岩波新書)という本に「ポピュリズム」に関するわかりやすい説明がありました。 問題を自分たちの外部にある何かのせいにしようとする傾向が強まっています。これは、問題は自分たちとは関係なく、外部からやっ...