政治の動きと分析

政治の動きと分析

世界のトレンド「多数のための政治」

米国のサンダース上院議員が、民主党の大統領候補として再び出馬すると表明しました。前回の民主党予備選では、若年層の支持を伸ばし、ヒラリー・クリントン候補に迫る大健闘をしました。 サンダース氏は再出馬表明で「少数ではなく、多数のための政...
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「野党はひとつになれ」は正しいか?

参議院選挙や野党共闘に関し、街でよく言われるのは次のご意見です。 安倍政権を倒すために野党はひとつになるべきだ。立憲民主党は、国民民主党と一緒になった方がよい。 この意見の背景には、次の2つの暗黙の前提があると思います。 1)二大政...
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直接民主主義の危うさ

イギリスのEU離脱問題やアメリカのトランプ大統領を見ていると、国民投票や直接民主主義の危険性をあらためて実感します。 民主主義が機能不全を起こしている時の国民投票には大きなリスクがあります。EU離脱の引き金になったのは、国民投票でし...
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2019年の抱負

昨年2018年をふり返ると政治の世界は必ずしも良い方向に行っていませんが、個人的には良い年でした。衆議院議員に復帰できてとても忙しい1年間でしたが、約3年の浪人暮らしのあとだけに国会で忙しく働けるのもうれしかったです。小さな子どもを...
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NHK「政治マガジン」にインタビュー記事掲載

NHKの「政治マガジン」というサイトにインタビュー記事が掲載されました。2018年11月28日付の「のるかそるか、野党の戦略」という特集記事です。 政策コミュニケーション局長として取材を受け、こちらの言いたいことをコンパクトにまとめ...
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米国リベラルの退潮と再生

タイトルにひかれ、コロンビア大学歴史学部の政治哲学者のマーク・リラ教授の「リベラル再生宣言」という本を読みました。日本でも「アンチ・リベラル」の風潮が強まり、「リベラル」という言葉はすっかり魅力のない言葉になっています。アメリカでも...
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将来予測についての考察

政治の世界で生きてきてはや13年超となり、いろんな政局予測を読んだり聞いたりしてきました。慣れてくるとヤフーの記事でタイトルと書き出しの数行を読んだだけで「これは高橋洋一氏だろう」とか「たぶん長谷川幸洋氏だろう」とか著者名を予測でき...
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安倍首相の求心力低下

先日、田中秀征先生(元衆議院議員、元経済企画庁長官)の講演を聴きに行きました。そのとき田中先生が仰っていた点と私が日頃思っている点を合わせて、安倍政権の求心力低下について思うところを箇条書きしてみました。 1.安倍首相の首相任期(=...
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立憲民主党「政策コミュニケーションユニット」創業

2018年9月10日、立憲民主党は「政策コミュニケーションユニット」の設置を決めました。といっても「政策コミュニケーション」という言葉自体がまったく知られていないため、何のことかサッパリわからなくて当然です。この場をお借りして提唱者...
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平成は「世襲総理」の時代

もうすぐ平成が終わります。自民党総裁選は平成最後の総理を決める選挙です。この機会に平成の政治史をふりかえってみたいと思います。平成の30年間の総理大臣は以下の通りです。