政治の動きと分析 ノーベル経済学者がクオータ制を研究すると 今年(2019年)のノーベル経済学賞は、フランス人のMIT教授のエステル・デュフロ(英語読みだと“エスター・デュフロ”です)女史が受賞しました。ノーベル経済学賞の受賞者は、白人男性が圧倒的に多く、女性の受賞者は彼女でたぶん2人目です... 2019年 11月 25日 政治の動きと分析
政治の動きと分析 安倍長期政権について御厨貴氏のコメント 安倍政権の在任期間が史上最長になり、いろんな人がコメントしています。いちばん印象に残ったのが、日本政治史の御厨貴東大名誉教授のコメントです。東京新聞の御厨教授のインタビュー記事から一部抜粋します。 Q.長期化の理由は。 A.代わりが... 2019年 11月 20日 政治の動きと分析
政治の動きと分析 ポピュリズムとカリスマ指導者 ここ数年間いちばん気になっているテーマは「ポピュリズム政治」です。トランプ大統領誕生以来、ポピュリズム政治の弊害や危険性などについて考え続けています。イタリアの五つ星運動、ウクライナのお笑い芸人出身の大統領など、世界ではポピュリズム... 2019年 10月 07日 政治の動きと分析
政治の動きと分析 政権交代への準備 共同通信の報道によれば、本日(9月30日)の党大会では、「政権交代のための準備」がメインテーマになるそうです。次の国政選挙は衆議院議員選挙であり、政権選択の選挙です。衆議院の解散はいつあってもおかしくないことを考えれば、「政権交代の... 2019年 09月 30日 政治の動きと分析
政治の動きと分析 専門知の死:無知礼賛と民主主義【書評】 専門知と民主主義の関係は、政治学の重要なテーマです。世界で広がるポピュリズムや反知性主義の動きを見ると、きわめて現代的なテーマです。トム・ニコルズ著「専門知は、もういらないのか:無知礼賛と民主主義」という本を読んで考えさせられました... 2019年 09月 25日 政治の動きと分析書評
政治の動きと分析 統一会派が政権交代へのステップである理由 立憲民主党、国民民主党、「社会保障を立て直す国民会議」の3つの衆議院内会派が統一会派になることは、実は「政権交代への第一のステップ」と言ってもよいことを数字でお示ししたいと思います。 2005年衆議院選挙は自民党が圧勝しました。その... 2019年 09月 03日 政治の動きと分析
政治の動きと分析 衆議院の統一会派について 立憲民主党は、8月5日に国民民主党、社会保障を立て直す国民会議、社会民主党に対し、衆議院での統一会派の結成を呼びかけました。私は正しい方向性だと思います。 参院選は与党勝利に終わりました。参院選の街頭活動中に聞いた街の声、支援者の皆... 2019年 08月 18日 政治の動きと分析
政治の動きと分析 「タレント候補」批判という逆風 西日本新聞の7月7日朝刊のコラム「永田健の時代ななめ読み」で特別論説委員の永田健氏が「私が投票しない政党」というタイトルの文章のなかで「タレント候補」を擁立する政党を批判していました。 私もまったく同感です。おそらくこのコラムは立憲... 2019年 07月 24日 政治の動きと分析
政治の動きと分析 参院選の敗北をふり返る:反省と次への教訓 参議院選挙の福岡県選挙区では野田くによし候補が無事に当選し、選対本部長としての責任はとりあえず果たせたとホッとしております。しかし、全国的にも福岡選挙区的にも決してよろこんでいい内容ではありませんでした。立憲民主党は躍進したと報道さ... 2019年 07月 23日 政治の動きと分析
政治の動きと分析 安倍政権6年半をふり返る(17):忖度政治の原因 安倍政権の6年半をブログでふり返る参院選特別企画の第17弾です。2019年2月22日付ブログ「統計不正などの忖度政治の原因」の再掲です。安倍政権の忖度政治の原因を政治学者(行政学者)の牧原出教授が明確に示しています。 統計不正などの... 2019年 07月 19日 政治の動きと分析