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書評

新プロパガンダ論【書評】

いつもバランスの取れた政治論・メディア論を語る西田亮介氏(東工大准教授)の対談本の「新プロパガンダ論」のご紹介です。西田氏には「メディアと自民党」「情報武装する政治」などの著書があり、おもしろかった記憶があります。西田氏の著書は、政...
政治の動きと分析

英国労働党 スターマー党首から学ぶこと

英国の労働党は2019年末の総選挙で歴史的惨敗を喫し、コービン前党首が退任しました。2020年4月にキア・スターマー氏(57歳)が新党首に選ばれ、労働党の再生に向けて動き出しました。スターマー党首は「建設的な野党」を掲げ、年齢、学歴...
平和と外交

米海軍司令官「6年以内に中国が台湾侵攻」発言

日米首脳会談でも台湾について言及され、最近は台湾情勢が話題です。そのなかでも米インド太平洋軍のデービッドソン司令官が3月9日米上院軍事委員会の公聴会で行った証言で「6年以内に中国が台湾を侵攻する可能性がある」との発言は注目されました...
子どもと教育

日本の教育はダメじゃない【書評】

この本「日本の教育はダメじゃない:国際比較データで問いなおす」は、とても良い本で、いろんな人に読んでほしいです。読んでほしい順に並べると以下の通りです。1)印象論と体験談だけで教育政策を語る政治家たち2)GIGAスクールとか「未来の...
平和と外交

ミャンマー問題について国会で質問

4月12日衆議院決算行政監視委員会でミャンマー軍事政権による市民の虐殺や人権侵害への日本政府の対応について質問しましたので、概要をご報告させていただきます。1)中国政府と同様に国軍寄りの態度を示すことの問題ミャンマーでは2月1日に国...
平和と外交

辺野古基地建設はムリと米シンクタンク報告

朝日新聞2021年4月4日(朝刊)「辺野古『完成可能性低い』米シンクタンク報告書」という記事を読むと辺野古基地建設は技術的に不可能なことがよくわかります。これまでの沖縄県や日本人の専門家も同じことを言ってきましたが、今回は米国の戦略...
暮らしと経済

高齢者の医療費窓口負担2割増法案への対案

昨日(4月8日)の衆議院本会議に政府提出の「高齢者の医療の確保に関する法律の一部を改正する法律案」への立憲民主党対案の提出者として登壇し、趣旨説明を行いました。夕方のニュースではちらっと報道されたところもありましたが、東京都のまん延...
暮らしと経済

デンマーク国の話:福祉と税

誰だったか忘れましたが(フランシス・フクヤマだったような気が?)、リベラル民主主義を志向する国が「めざすべき理想の国」としてデンマークを上げていました。デンマークは、国民幸福度が高く、高福祉の国であり、かつ、国際競争力のある産業を持...
暮らしと経済

コロナ危機が「法人税引き下げ競争」を終わらせる。

先進各国で1980年代以降あいついで法人税率が引き下げられてきました。「法人税引き下げ競争」と呼ばれ、新自由主義路線のサッチャー政権(英国)とレーガン政権(米国)が口火を切りました。日本もその波に乗り、法人税の引き下げ競争に参加して...
社会と市民活動、NPO

ジェンダーギャップ指数120位:ぜんぜん「女性活躍」じゃない日本

今年も世界経済フォーラム(WEF)の「ジェンダーギャップ指数」が発表されました。今年は156か国中120位という恥ずかしい結果。先進国クラブのG7で最下位は当然ですが、多くの発展途上国と比べても低い位置です。日本のひとつ上の119位...