子どもと教育

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「所得連動型奨学金」で在学中の大学無償化を!

本日(2025年1月22日)日本経済新聞(33面)の「私見卓見」に私の投稿が掲載され、大学生向けの「所得連動型奨学金」について提言をしました。しかし、新聞紙面では字数の制約もあって十分に説明できなかった点を加え、本ブログであらためて...
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朝日新聞「私の視点」(1月8日)に投稿しました。

本日(2025年1月8日)の朝日新聞(朝刊/全国版)のオピニオン欄「私の視点」に私の投稿文が掲載されました。国立大学改革がいかに日本の科学研究力を損なってきたかを短くまとめ、国立大学の運営交付金の増加を提案するものです。ご一読いただ...
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スウェーデンの学校制度を破壊した市場原理:ジャック・アタリ

欧州復興開発銀行の初代総裁やミッテラン大統領顧問などを務めたジャック・アタリ氏の「教育の超・人類史」は分厚いけれど、世界の教育史を学べる興味深い本です。そのなかで特におもしろかったのが、スウェーデンの優れた教育制度が新自由主義的な教...
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日本の大学改革の失敗と改善案

今年(2024年)3月に出たばかりの「高等教育改革の政治経済学」という本は、私が以前から考えていたことを裏付ける内容で、たいへん興味深く勉強になりました。この二十年ほどにわたり行われてきた大学改革(高等教育改革)は明らかに失敗です。...
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沖縄科学技術大学院大学は東大を超えたのか【書評】

私が自民党議員だった頃(2005~2009年)、自民党のシンクタンク(いまはありません)の運営委員会(?)の委員でした。その頃に自民党シンクタンクの事務局長をされていたのが、本書の著者の鈴木崇弘先生です。鈴木先生は日本のシンクタンク...
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大学の研究力低下は「選択と集中」の結果

日本の科学研究の弱体化が世界的にも指摘され、トップ10%論文数等の指標で見た日本の大学の研究力は10年以上の長期にわたって低下しています。さらに博士課程進学率は20年近く低下し続け、若手研究者の安定的なポストは少なく、次世代の研究者...
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農学部の学生がコンピュータ科学の学生の4倍

経済学者の野口悠紀雄氏の「円安が日本を滅ぼす」という本におもしろいデータがありました。東京大学における農学部のウェイトが非常重いそうです。特に大学院に限っては東大全体の一割近くが農学部だそうです。日本の国内総生産に占める農業の割合は...
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人への投資で未来をつくる

私が執筆した「持続可能な社会ビジョン」シリーズの第3弾です。教育や職業訓練などの「人への投資」について書きました。大学院で教育政策を専攻した私にとっては思い入れのある部分です。人への投資で未来をつくる個人にとっても社会にとっても教育...
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「子育て罰」と「産み控え」

教育学者の末富芳教授(日本大学)、社会福祉が専門の桜井啓太准教授(立命館大学)の共著の「子育て罰」はとても良い本でした。まず「子育て罰」というタイトルから衝撃的です。もともと「子育て罰」は英語の“child penalty”の訳語だ...
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国政レポート51号:人口減少と子どもの貧困

福岡3区内の駅頭で配布したり、ポスティングをしている国政レポートの第51号です。受け取ったことのない方はお読みいただければ幸いです。人口減少と子どもの貧困深刻な子どもの貧困問題に対応するため、全国で子ども食堂などの取り組みが進んでい...