暮らしと経済

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「幸福研究」のいま

ブログのタイトルが「幸福研究」だと、「山内さん、どうしちゃったんだろう?」「変な自己啓発本にでもハマったのかな?」と心配される方もいるかもしれません。「〇〇の科学」みたいな新興宗教もありますね。 一昔前には「幸福研究」などという学問...
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「選択と集中」による「切り捨て」

山下祐介准教授(首都大学東京)の「地方消滅の罠」は考えさせられる本でした。山下先生は「限界集落の真実」という本も書かれていて、その本がおもしろかったので、「地方消滅の罠」も読んでみることにしました。 *ご紹介する本:山下祐介、201...
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歴史にまなぶ産業の盛衰

地元支援者の方から早良区のある集落の郷土史の本をいただき、おもしろくて一気に読み終えました。実家の筑紫野市原田から山を越えればそんなに遠くない土地ですが、似ているところも似てないところもあります。方言などはほとんど同じですが、微妙に...
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アベノミクスの終わり

今朝(1月10日)の西日本新聞報道によると、2018年の株式売買で外国人投資家の売越額が5兆7448億円にのぼったそうです。5兆円超の売り越しというのは、「ブラックマンデー」の米国株式市場暴落の1987年に次ぐ数字であり、リーマンシ...
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住宅ローン減税より住宅補助手当を

先日、自民・公明の両党は与党税制改正大綱を決め、景気刺激策として住宅ローン減税の期間を10年から13年に延長することになりました。住宅ローン減税には問題があります。 住宅ローン減税は中所得層・富裕層に有利な税制です。住宅ローンを組め...
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新たな外国人材受け入れ政策について

今回の臨時国会では「入国管理及び難民認定法」の改正案が、安倍政権の目玉法案になっています。この法案には大きな問題があります。単純労働の労働力受け入れを拡大することによる問題もあれば、受け入れ体制の問題もあります。 単純労働者の受け入...
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ポール・クルーグマン「格差はつくられた」【書評】

時事ネタの本は、古くなると古本屋で激安になります。2008年刊の古い本ですが、タイトルにひかれてブックオフで360円で買ったのが、ポール・クルーグマン著「格差はつくられた」です。2007年ごろのアメリカ政治の雰囲気もよくわかり、ヒッ...
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豪雨災害の災害対策と国会対策

西日本を中心に被害が広がっている豪雨災害は、死者127人(7月10日付読売新聞報道)の大災害になりました。福岡県でも大きな被害が出ており、私の実家のある筑紫野市でも死者が出ています。亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災さ...
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電気自動車と自動運転が社会を変える

自動車を取り巻く状況は、これから10年くらいで激変しそうです。第一に電気自動車(EV)が一気に普及することでしょう。第二に自動運転技術が交通システムを大きく変えることでしょう。 欧州や中国はガソリン車から電気自動車へのシフトに本気で...
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成長する国 沈む国(その3)

大手投資銀行のストラテジストのルチル・シャルマ氏(インド人)の「シャルマの未来予測:これから成長する国 沈む国」という本のご紹介の3回目です。 8.通貨 経済成長に通貨が大きな影響をあたえることは自明のことですが、シャルマ氏は「経常...