平和と外交

政治の動きと分析

安倍政権の支持率アップの3法則

安倍総理の暴走ぶり、このごろ少し変です。無理筋の議論を強引に通そうとするのは以前からですが、その度合いが限度を越えています。なんだか異常にハイテンションです。 ある日突然これまでの自民党憲法案から離れて、憲法9条に自衛隊に関する条項...
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【書評】ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争

朝鮮半島情勢が緊張しています。こういう時期だからこそ前の戦争(1950年~53年の朝鮮戦争)から教訓を学ぶべきだと思います。デイビィット・ハルバースタム氏の遺作となった「ザ・コールデスト・ウィンター 朝鮮戦争」はその意味でお薦めの本...
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国会議員の外遊とサイモンの旅行定理

自民党は、比例復活当選の若手議員のゴールデンウイーク中の海外出張を禁止するそうです。それも良し悪しだと思います。そもそも「国会議員の海外出張に意味があるのか?」という問いについて考えてみたいと思います。 国会議員の海外出張のなかには...
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なぜわざわざ海外に援助をするのか?

先日、市民団体主催の勉強会で「なぜわざわざ海外に援助をするのか?」というテーマで講演しました。地元でいろんな人とお話をしていると、多くの人が「日本は海外援助にお金を出しすぎだ」と思い込んでいるようです。安倍総理が外遊するたびに多額の...
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日本が直面する2つの脅威

いま日本は2つの差しせまった脅威にさらされています。1つは北朝鮮と米国との武力衝突に日本が巻き込まれる可能性。もう1つは朝鮮半島の緊張状態に悪乗りして、共謀罪を一気に国会通過させようとしたり、憲法に緊急事態条項を設けようとしたりしよ...
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世界の軍事費ランキング

昨年、高校生に「国際政治経済」という講義をした時に、いろんな分野の世界ランキングを紹介したことがあります。軍事費の世界ランキングが興味深かったので、ご紹介させていただきます。 おそらく純粋に軍事力ということでいえば、断トツの1位が米...
平和と外交

中国は米国を抜くか?

歴史家のポール・ケネディの見解によれば、米国が世界の政治的中心として欧州を追い越したのは1917年頃だそうです。ポール・ケネディ流にいえば、2017年は米国が世界の中心になって100周年という節目の年です。100年目にトランプ大統領...
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ロヒンギャ問題と日本

日本ではミャンマーの「ロヒンギャ」問題はあまり知られていないかもしれませんが、日本にとっても他人事ではなく、日本としても積極的に問題解決に動くべき課題です。まずロヒンギャ問題の概要を箇条書きします。 1.ロヒンギャはミャンマー(ビル...
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安倍総理はトランプ大統領のメッセンジャーボーイ?

日米首脳会談に関し、マスコミ報道は好意的ですが、問題もあったと私は思います。北朝鮮のミサイル発射や尖閣諸島の問題については、トランプ大統領の前向きな発言を引き出せた点は評価できます。 他方、人種的偏見や女性蔑視で問題視されたり、一部...
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トランプ大統領という脅威とチャンス

トランプ大統領は就任以前からトップニュースを飾り続けています。これまでの常識や客観的事実を無視して、思いもよらない政策判断や言動で注目を集めています。予想もしなかった現象も起きています。 まず不思議なのは、自国第一主義の各国の排外的...