平和と外交

平和と外交

ファシズムの14の特徴

知り合いの大学の先生が、米国の「ホロコースト記念館」に展示されている政治学者のローレンス・ブリットの言葉を翻訳されていて、興味深かったので転記させていただきます。 ファシズムの14の特徴 1)強大で執拗な国家主義の宣伝 2)人権の重...
平和と外交

北朝鮮と安倍総理

北朝鮮と安倍総理は切っても切れない関係です。安倍総理が出世したきっかけは、小泉総理の北朝鮮訪問時の拉致問題への対応だったと思います。安倍総理の拉致問題への真剣な取り組みには敬意を払いますが、それ以外の問題への取り組みには疑問も多いで...
平和と外交

北東アジアは情報機関外交の全盛期?

このところ北朝鮮をめぐる情勢は、各国の外務省ラインではなく、各国の情報機関のラインで進展しています。外務省と大使館という正規の「外交チャンネル」よりも、情報機関(対外情報機関)の「バックチャンネル」で物事が進むという、独特の情勢があ...
平和と外交

国際協力NGOセンターの30年

昨夜はNPO法人国際協力NGOセンター(JANIC)の30周年記念パーティーにお招きいただき、参加しました。JANICは、いわば「NGOを支援するNGO」です。NGOの業界団体ですが、NGOに興味のある市民の皆さんに情報を提供したり...
平和と外交

安倍外交の圧力一辺倒路線の危機

北朝鮮と韓国が南北高官会談を開催します。それに対してトランプ大統領は、「南北対話の過程で助けが必要になれば、伝えてほしい。米国側は百パーセント、文大統領を支持している」と発言したそうです。 これまで安倍政権は、かたくなに対話を拒否し...
平和と外交

安倍政権の軍事化政策をふり返る

安倍政権のタカ派的な政策のなかでは、集団的自衛権や共謀罪の問題は注目され、批判をあびてきました。一方で、目立たない形で粛々とそして着実に日本の「軍事化」が進んでいます。法改正が必要な事項であれば国会で審議され、野党も声をあげる機会が...
子どもと教育

大学生向け講演「歴史に学ぶ」

民進党の福岡県連青年委員会は、毎年研修合宿を行っています。研修のテーマは年によって異なりますが、今年のテーマは「外交・安全保障」でした。民進党福岡県連には学生部というのがあり、研修合宿に参加するのも大学生が中心です。 その研修の最後...
平和と外交

北朝鮮経済制裁と対話への決断

今朝(8月2日)の西日本新聞に「北朝鮮17年ぶりの高成長?」という見出しの記事がありました。昨年の北朝鮮の国内総生産の推定成長率は3.9%にのぼり、貿易額も4.7%増だそうです。中国やロシアが協力しない経済制裁は、あまり効果をあげて...
平和と外交

「アメリカの世紀は終わらない」【書評(2)】プロパガンダの無意味さ

ジョセフ・S・ナイの「アメリカの世紀は終わらない」の書評というか、面白かった点を拾ってコメントしたブログの第2弾です。ナイは「ソフト・パワー」という言葉をつくった張本人です。いまや「ハード・パワー(軍事力や経済力)」だけで国際政治を...
平和と外交

アメリカの世紀は終わらない【書評(1)】

アメリカの政治学者のジョセフ・S・ナイの「アメリカの世紀は終わらない」は、「中国がアメリカを抜くことはない」と断言する本でおもしろかったです。概してナイの本は、読みやすく、わかりやすく、論旨明快です。 ナイはいわゆる「ジャパン・ハン...