書評

平和と外交

元モスクワ特派員が見た「破壊戦」と安倍外交

日本経済新聞社の元モスクワ特派員の古川英治氏(現編集局国際部次長兼編集委員)が書いた「破壊戦:新冷戦時代の秘密工作」という本がおもしろかったです。ロシアの情報機関や国営放送による世論操作(特にフェイクニュース拡散)やサイバー工作の怖...
書評

2020年に読んだ本のベスト10冊

毎年恒例の「今年読んだ本のベスト10冊」です。いつものことですが、読んだ本の内容をびっくりするほど覚えていません。記憶力がよくないので、自分への備忘録としてブログで書評を書いたり文中に引用してきました。過去の「読んだ本リスト」と書評...
平和と外交

フランス人が書いた世界情勢地図がおもしろい

私は地図好きです。次の総選挙で小選挙区で当選したら「自分へのご褒美」で地球儀を国会事務所用に買おうと思っているところです。そんな地図マニアにはたまらない地図をご紹介します。フランスのユベール・ヴェドリーヌ元外務大臣と国際関係戦略研究...
書評

お薦めの「現代の古典」3冊

日曜日ということで軽めの話題です。ある人と「古典」の効用について議論しました。ここで言う「古典」とは清少納言とか論語とかではなくて、「それぞれの分野で評価の確立した必読書」という程度の意味の「古典」です。読んだ方がいい古典や不朽の名...
書評

立花隆「ぼくはこんな本を読んできた」風?

世の中はシルバーウイークの4連休ですが、私は休まず働いております。連休中に地元で訪問活動をしていたら、ある方から「こんな戸別訪問なんて古いやり方はやめたらどうか。そんな時間があったら政策の勉強でもした方がいいんじゃないか。」と言われ...
書評

思い出の日本史の先生

世の中はだいぶお盆休みモードになってきました(私は出勤中ですが)。最近、母校の筑紫丘高校同窓会の実行委員会ZOOM会議に参加し、高校時代のことを思い出していました。高校時代お世話になり亡くなられた先生方のなかで、心に残っている先生が...
書評

お薦めの本「言葉で癒す人になる」【書評】

地味な出版社から出ている地味な本ですが、おもしろかったのでお薦めします。ジョーゼフ・テルシュキン著、2019年「言葉で癒す人になる」ミルトス米国のユダヤ教のラビであるジョーゼフ・テルシュキン氏の本です。ユダヤ教の「ラビ」という存在は...
書評

「デジタルで読む脳」とトランプ政治

読売新聞7月12日付朝刊の「あすへの考」の「紙の本『深く読む脳』育む」というインタビュー記事がおもしろかったです。少し前にブログで「デジタルで読む脳、紙の本で読む脳」というのを書きましたが、その続編的なブログです。*ご参考:2020...
書評

感染者への差別:不寛容に寛容であるべきか?

新型コロナウイルス感染で感染者への差別が散見されます。「東京から来た」という理由だけで感染を疑われ、差別される事例もあるようです。新型コロナウイルス感染は、自然現象なので仕方ない部分はあります。しかし、差別は100%人為的であり、許...
政治の動きと分析

ファシズムはどこからやってくるか【書評】(上):反知性主義とファシズム

イェール大学のジェイソン・スタンリー教授(哲学)の「ファシズムはどこからやってくるか」という本がおもしろかったので、ご紹介させていただきます。スタンリー氏は、ナチスの迫害から辛くも逃れて逃げてきたユダヤ系移民の子としてアメリカで生ま...