立憲民主党「持続可能な社会ビジョン」発表

本日(5月20日)立憲民主党の「持続可能な社会ビジョン」が発表されました。逢坂誠二代表代行と小川淳也政調会長の依頼により、私は今年1月から5月まで「持続可能な社会ビジョン創造委員会」の事務局を務め、執筆作業に携わりました。

このビジョンの位置づけをご説明します。党の基本姿勢を示す「綱領」があります。他方、党の「基本政策」があり、加えて参院選の選挙公約があります。綱領は抽象度が高く、大局的な見地から基本姿勢や政治理念を示すものです。ただし、綱領はさほど具体性はありません。

他方、基本政策や選挙公約は具体的ですが、全体的な統一感や全体を貫く政治哲学等はあまり示されません。そこで今回の「持続可能な社会ビジョン」は、綱領と選挙公約の間のギャップを埋める位置付けで、長期のビジョンを幾分具体的に述べたものです。

長期のビジョンなので、コロナ危機やウクライナ情勢などはあえて触れていません。短期的な政策課題や喫緊の問題については選挙公約などでカバーすることになります。

私は本ビジョンの「各論」の部分の執筆に携わりました。経済成長至上主義の政策体系を改め、格差や貧困の問題を解決して分断された社会を修復し、気候変動危機に立ちむかうための「持続可能な社会ビジョン」です。全部で10ページほどの長いビジョンですが、お読みいただければさいわいです。

持続可能な社会ビジョン創造委員会 – 立憲民主党 (cdp-japan.jp)

ビジョン22 調和的な未来を創造するために
2022年1月、有識者や学生の皆さんと議員が共に、社会の基本構想を議論し、中長期のビジョンを策定することを目的に、立憲民主党は「持続可能な社会ビジョン創造委員会」を設置しました。そして同年5月、「ビジョン22~調和的な未来を創造する...