今日は朝飛び込んできた「河井克行法務大臣辞任」というニュースのせいで、すべての国会審議が止まっています。今日の衆議院本会議では河井法務大臣所管の会社法改正案の代表質問が予定されていましたが、それも吹っ飛びました。担当の河井法務大臣が辞任した直後に、法案審議の本会議を開けるはずもありません。再開のめども立っていません。
先週の菅原一秀経産大臣の辞任に引き続き、1週間で2人の大臣が辞任しました。2人とも公選法違反に関連した辞任です。萩生田光一文部科学大臣は、民間英語入試に関する「身の丈」発言で批判を浴び謝罪しました。教育機会の均等という重要な価値をまったく理解していない萩生田氏は、文部科学大臣には不適格です。「身の丈」にあってない大臣は即刻お辞めになった方がよいと思います。他にも問題発言をする大臣がいるし、いまの安倍内閣は学級崩壊状態です。
長期政権のゆるみや油断が一気に表面化してきました。安倍政権の末期症状と言ってもよいでしょう。これ以上、大臣辞任のドミノが続くと、もう内閣総辞職しかなくなる可能性も否定できません。そうなると解散総選挙の可能性も出てきます。しばらく緊迫した国会情勢が続きそうです。衆議院選挙の可能性もあるので、緊張感をもって臨みたいと思います。