2018年4月21日付朝日新聞朝刊に「野党ヒアリング 増す存在感」という記事が出ました。野党ヒアリングのロジ(=準備や事務作業のこと)を担っている者としてはうれしい見出しでした。こんなトーンです。
安倍政権をめぐって問題や疑惑が噴き出すなか、『野党合同ヒアリング』が存在感を増している。本会議や委員会での質疑とは別に、各党の論客が連携して省庁幹部に説明を求め、真相解明をめざす場で、2月から7テーマで計71回開いた。隠されていた事実をあぶり出すなど、成果も出ており、6党は『第2の予算委員会』と位置づける。
今日も財務省セクハラ問題の野党合同ヒアリングを実施したので、今日で72回目です。
また、北海道大学の吉田徹教授は、その記事のなかで次のように述べます。
合同ヒアリングは、メディアに公開して注目を集めることで、政権や法案の問題点を『見える化』した。野党が分裂するなかで迎えた今国会は行政府優位とみられていたが、合同ヒアリングというイノベーション(革新)によって、野党は一定の成果を上げたといえる。
辻元委員長のイニシアチブで始まった合同ヒアリングのことを「イノベーション」と言っていただけて光栄です。この野党合同ヒアリングは、立憲民主党の国対スタッフが事務局を担っています。他の野党5党の国対事務局と調整し、担当省庁と調整し、マスコミ各社に連絡し、大量の資料をコピーし、あらゆる雑用を立憲民主党の国対事務局が引き受けています。会場はいつも立憲民主党の第16控室と決まっており、座席の配置や垂れ幕づくりまで、立憲民主党国対スタッフが汗を流しています。
したがって、国対事務局としては、野党合同ヒアリングが評価されるのはうれしいです。野党合同ヒアリングでは、裁量労働制データのねつ造問題、森友文書の改ざん問題、加計学園問題、防衛省の日報隠し問題、財務省セクハラ問題と、さまざまな問題で疑惑を追及し、かなりの成果を上げてきました。党の国対職員とお手伝いいただいている衆議院事務局職員には感謝しています。
なお、野党6党の幹事長・書記局長が集まる「野党合同院内集会」というのも、しばしば開かれます。これも立憲民主党国対が事務局を担います。しかも、いつも私が集会の司会進行役を務めます。野党6党で一致団結して政府与党を追及するうえで、野党合同院内集会も一定の成果を上げてきたと思います。野党合同ヒアリングと野党合同院内集会の組み合わせで、政府与党をさらに追い詰めていきたいと思います。