昨日(11月10日)開催の福岡マラソンに参加しました。42.195kmのうち9割くらいは、私の選挙区(福岡3区)を走ることになります。せっかく地元で開催されるマラソンだからいつか参加したいと思っていましたが、昨年は抽選ではずれ、今年初めての参加となりました。
約2年前の鹿児島県の指宿マラソン以来、2回目のマラソンでした。アップダウンの激しい指宿マラソンに比べ、福岡マラソンは平たんな道が多いのでやや楽なはずですが、実際に走ってみるとやはりしんどいものです。
本番の1週間前の土曜日に試しに大濠公園を20km走ったのですが、その時に右足首を痛めてしまい、一時は参加を取りやめようかと思っていました。お医者さんに相談したら「やめときなさい」と指導されましたが、とりあえず走れるところまで走ってみようと参加することにしました。
足首をテーピングでガチガチに固め、身体があたたまると痛みが緩和されることに気づいたので、最初の5kmはウォーミングアップのため、走らずに歩くことにしました。
スタート直後から歩いている参加者はほとんどいません。ひょっとすると私だけだったかもしれません。沿道で応援している人たちが「なんでこの男はスタート直後から歩いているんだ?」という不思議な目で見ているのが感じられます。何千人という人たちに追い越されながらも、毅然とした態度でマイペースに歩きました。同調圧力に負けない強い心が必要です。白い眼で見られても気にしないで、ぐんぐん歩いて5km地点のあたりまで歩きました。
5km辺りから私の地元選挙区です。身体もいい感じで温まり、1万4千人のランナーの最後尾近くになってきたので、おもむろに走り始めました。十分にウォームアップした後なので快調に走り出せました。
だいたい25㎞くらいまでは沿道の景色を楽しみながら、応援の子どもたちのハイタッチに応じながら、気分良く走れました。しかし、30㎞あたりから疲れはじめ、右足首の痛みが少し出はじめ、残りの7㎞くらいは死にそうな顔をしてヨレヨレになりながら何とかゴールにたどり着きました。
糸島市のゴール近くでは何人かの方に声援を送っていただきましたが、笑顔でこたえる余裕はなく、死にそうな顔でうなずく程度の反応しかできませんでした。最後の2㎞くらいは果てしなく遠く思えて、ゴール直後はその辺の地面にへたりこんで立ち上がれなくなりました。さわやかな笑顔で記念写真を撮るどころではありませんでした。30分くらい休んだ後に、たまたま参加していた高校の同級生にシャッターを押してもらって記念撮影を済ませました。
ゴール後は歩くのも困難な状況で、階段の上り下りがたいへんです。よくもまあゴールまで走り続けられたものだと思います。福岡マラソンは終わってからもたいへんです。筑前前原駅に向かうシャトルバス乗り場までもかなりの距離です。シャトルバス降り場から駅までもかなり歩きます。さらに18時から仕事の会食が入っており、スーツに着替えて天神まで出なくてはならず、悲惨な一日でした。一日たった今朝も足の痛みは治まりません。しばらくは足を引きずるように歩く日々が続きそうです。
それでも2年前の指宿マラソンよりは約14分タイムを縮めることができました。記録上は5時間26分52秒、ネットタイム(スタート地点までのロスタイムを引いた時間)は5時間18分46秒という結果でした。順位は5957位ということで、全参加者の中では平均よりは早くゴールできました。運動不足の46歳の中年男性ということを考えれば、まあ頑張った方だと思います。足首を痛めていなければ、もう少し良いタイムで走れそうな気がするので、こりずに来年も申し込みます。