社会保障のための負担増支持は7割

厚生労働省が実施した「令和4年 社会保障に関する意識調査」を最近読んで興味深かったので、ご紹介させていただきます。

令和4年社会保障に関する意識調査結果について|厚生労働省

この意識調査は、20歳以上の人を対象に2022年7月に実施され、有効回答者数が7,128人の調査です。それなりのサンプル数なので信頼性は高いと思います。

この調査では、「民間の医療・介護保険の加入状況」、「老後の所得保障」、「子ども・子育て支援対策」についても調べていますが、私が一番興味深く思ったのは「今後の社会保障の給……

暮らしと経済

社会保障のための負担増支持は7割

厚生労働省が実施した「令和4年 社会保障に関する意識調査」を最近読んで興味深かったので、ご紹介させていただきます。令和4年社会保障に関する意識調査結果について|厚生労働省この意識調査は、20歳以上の人を対象に2022年7月に実施され...
政治の動きと分析

「トラスショック」の次は「高市ショック」か?

自民党内では石破総理の退陣を要求する声が高まり、このまま行くと9月ごろに総裁選挙が行われる可能性が出てきました。有力候補のひとりが高市早苗氏です。仮に高市早苗総理が誕生すると、イギリスの「トラスショック」の日本版が起こるのではないか...
政治の動きと分析

参政党躍進に思う(4)「政治をあきらめない」

英国の政治学者ジェリー・ストーカー氏の「政治をあきらめない理由」(岩波書店)に出てくる、世界68か国の5万人を対象にした調査によると「政治家を信用する」と答えた人はわずか13%だそうです。政治不信は世界共通の現象です。日本だけじゃあ...
政治の動きと分析

参政党躍進に思う(3)「ファシズムの10の柱」

イェール大学で哲学を教えているジェイソン・スタンリー教授の著書「ファシズムはどこからやってくるか」(青土社)にファシズムを特徴づける「ファシズムの10の柱」というのが出てきます。1.神話的過去2.政治宣伝(プロパガンダ)3.反知性主...
政治の動きと分析

参政党躍進に思う(2)「ポピュリスト政治家を軽視しない」

政治学者のヤシャ・モンク氏は、ポピュリスト政治家から民主主義を守るための3つの教訓があると言います。第一にヤシャ・モンク氏は、「対抗勢力が、ポピュリストの恫喝の奥底に潜む狡猾さに気づかず、過小評価してしまう」と言います。トランプが最...